アパートメントの外壁塗装、養生の様子です。
塗料が付いてはいけない所をビニールで覆う作業のことを「養生」と言います。窓まわり、玄関ドア、手すりや床などをビニールで覆います。
「養生」に使う資材は、主に「マスカー」と呼ばれるビニールの片方にガムテープが付いているものを使います。「マスカー」のビニールの巾には、30㎝、50㎝、110㎝のものがありますが、対象物の大きさで使い分けます。
植木や自転車など大きな物は、「ノンポリシート」と言う200㎝巾の只のビニールだけの物も使います。塗装が終わって「養生」を撤去した時に、いかに美しい仕上がりになるかどうかは、この「養生」にかかっていると言っても過言ではありません。
「養生」には、こうしなければならないと言うルールなどは特にありません。長年の職人の経験から、これがベストと思われる方法で「養生」をしています。
床には「ノンスリップ」と言われる、滑り止めタイプの厚めのものを貼ります。濃いグリーンの部分が「ノンスリップ」です。床や階段で住人の方が滑ったりしないように配慮しています。
玄関ドアは人が出入り出来るように、「養生」しています。