今日はコーキング作業を行いました。コーキングには様々な種類がありシリコン、変成シリコン、ウレタン、アクリルなど現場に適した種類をチョイスしなければいけません。
今回は旧塗膜がスタッコ仕上げの上に溶剤のトップで塗装してあるような深めの凹凸模様になっていたのでアクリルコーキングとウレタンコーキングを使い分けながらの作業でした。
アクリルやウレタンは塗料との密着の相性がよいため使用頻度は多いです。もちろん変成シリコンも塗料は密着しますが今回使用する塗料においてはウレタンタイプのコーキングの方が密着性は高いと判断しました。
こうして使用するコーキングの種類が決まりましたらクラックや窓まわりなどにコーキングを打っていくわけですが一番忘れてはいけないのは「NBタイプ」を使うと言うことです。どのコーキングの種類にもNBタイプがありNBと表示されております。
NBとはノンブリードの略でブリードをおこさないコーキングということになります。
コーキングには樹脂を柔らかくするための可塑剤というものが入っています。これが塗り替えてしばらくたつとブリード現象といいまして
その可塑剤がシール材表面ににじみ出てきてせっかく塗り替えた壁がそこだけ型になりきたならしくなってしまうのです。
それを防止するブリード現象のおこらないコーキングがこのノン・ブリード(NB)タイプのコーキングなのです。変成シリコンでもアクリルでもウレタンでもとにかくNBタイプのコーキングを使用します。
後は一つ一つクラックを見逃さないようコーキングを丁寧に打って乾燥させていきます。