兵庫県芦屋市で外壁塗装、モルタル外壁の下塗り
風雨にさらされたモルタル外壁は、表面が劣化し、手でこするとポロポロと砂やセメントがはげ落ちてきます。モルタル外壁自体は雨水を吸い込むため、濡れたり乾いたりの繰り返しで傷んで弱ってくるのです。傷んでくるとまず、ひび割れが起こってきます。ひび割れのことを“クラック”といいますが、このクラックから水が入って更にひび割れを大きくしていきます。
クラックはコーキング(シーリングとも言います)で埋めます。この時、大きなクラック(巾0.3mm以上のもの)は電動サンダーで大きく切れ目を入れて、樹脂モルタルを充填して固めてから、コーキング(シーリング)で埋めます。塗装の最初は下塗りから始めます。
下塗りにはシーラー(プライマー)を使います。シーラーとは、“シール”つまり違った素材の、ものと物とをくっつけるという意味からきています。モルタルという外壁と仕上げの塗料とをくっつけるための、接着剤の役割が下塗りの塗料(シーラー)と言うことなんです。下地にヒビ割れがある場合、シーラーだけではその補修機能が足りません。この場合、後のヒビ割れを防ぐために、更にシーラーに加えて凸凹に追従する弾性フィラーを塗装します。
下地の傷み具合に合わせて、下塗りの方法が違ってきます。しっかりと下地の傷みを治してから上塗りをすることで、塗装の長持ちが全く変わってきます。見えない部分へのこだわりが、外壁塗装の長持ちにつながるのです。