【神戸市灘区の高台にあるホワイトハウスの外壁塗装】
神戸市灘区の高台にある閑静な住宅地、白いホワイトハウスの外壁塗装を始めます。
今回は遮熱塗料”アドグリーンコート”を外壁と屋根に塗装しました。
【Before After】
【完成写真集】
【鉄製門扉の塗装】
【屋根の塗装】(下塗り)
屋根の塗装をします。アスファルトシングル屋根は防水性能の高い屋根です。アスファルトシングル屋根の塗装は必ず水性塗料を使用します。油性(溶剤系)塗料を使うとアスファルトが溶け出すことが起こります。下塗りに水性塗料シングルサーフ、上塗りはアドグリーンコート(水性)を使います。
エアレスガンでスプレー吹き付け塗装を行います。アスファルトシングル屋根は、長年の紫外線や雨風によるダメージで、表面に付いている砂粒がざらざらになって手につくような状態です。まず下塗りの、水性シングルサーフでポロポロとこぼれ落ちる砂粒を固めてしまいます。その上で遮熱塗料アドグリーンコートを塗装します。
【屋根の塗装】(上塗り)
上塗りには遮熱、断熱塗料”アドグリーンコート”を塗装します。”アドグリーンコート”を塗装することで夏は表面温度を20℃近く冷やすことができ、冬は室内の暖かい温度を留めておくことができます。
“アドグリーンコート”は空調費を20%近くも軽減することができるため、高い省エネ効果が評価されて、工場や倉庫の屋根外壁、道路、トラックやバスなどの運輸関係にも広く利用が広がっています。
【関連動画】(工場編)
【外壁の塗装】
外壁の塗装を行っています。遮熱塗料アドグリーンコートの下塗り材”アドパ-ミエイト”をエアレススプレーガンを使ってスプレー吹き付け塗装していきます。エアレススプレーとは文字通り空気を使わないスプレーと言う意味です。圧力をかけた塗料を小さな穴から噴霧させて塗装していきます。
エアレススプレー塗装の特徴としては、高い圧力で塗料を吐出するために作業効率が良いということがあげられます。厚塗りが出来て、しかも均一な美しい塗膜を形成することが可能です。エアレススプレー塗装は、建築のみならず鉄骨や橋梁、車両や船舶など多くの分野で使われている塗装方法です。
モルタルの部分は刷毛で手塗りします。
ここの部分は下地がジョリパットになっていて、クリーム色でアクセントをつけます。全体がホワイトカラーベースのところにクリーム色がアクセントとなって、すっきりとした仕上がり感になりました。
【付帯部の塗装】
雨樋、庇、手すり等、付帯部の塗装をします。お家の美観と長持ちのために大切な塗装ですので、心を込めて真剣に塗っていきます。
又、色の配色にも気を使います。外壁や屋根がメインの色に対して、それをサイドからエスコートするのが付帯部の色です。外壁・屋根の同系色か、反対色の補色を使うことが多いです。今回は、同系色のオフ・ホワイトを塗ります。
【外壁目地のコーキング打ち替え】
外壁の目地(ジョイント部分)の傷んだコーキングを打ち替えます。長年の紫外線や風雨の影響でカチカチになってヒビ割れているコーキングをカッターで取り去ります。
マスキングテープでコーキングがはみ出さないように養生したうえで、新しいコーキングを充填していきます。上からコーキングヘラで平らになぞった上でマスキングテープを剥がすと、コーキング打ち替えの完了です。
市販のシリコンコーキングには塗装ができないため、塗装専用の変性シリコンを使う必要があります。更に、コーキングの成分が溶け出して塗装面を汚す「ブリード現象」が出ないように、”ノンブリード型”を選ぶことも大事です。
【高圧洗浄】
(注!大きな音が出ます。)
足場を組み立てた翌日は高圧洗浄をします。長年の歳月で溜まった汚れやほこり水垢などを高圧洗浄できれいに洗い落とします。壁をこすると白い粉になって手につく古い塗装も、高圧洗浄の強力な水圧で落としてしまいます。高圧洗浄の圧力は手をかざすと切れてしまいそうなほどの高い水圧です。
今回はベランダの土間の防水塗装をしますので、土間の高圧洗浄も行います。傷んだ下地を、塗装ができるように修復する作業のことを”ケレン”と言います。通常”ケレン”にはサンドペーパーや鉄製の皮スキという工具を使いますが、この高圧洗浄でも同じような効果が期待できます。高圧洗浄の際には飛び散る水で、ご近所へご迷惑がかからないように配慮しなければなりませんが、今日は小雨の中の作業なのでその心配がなく、思う存分に洗浄作業をすることができました。
【単管ブラケット足場の仮設】
外壁塗装工事の着工です。まず足場を仮設します。今回使用する足場は単管ブラケット足場といいます。実際に塗装する職人自身の手で組んで行きますので、塗装の工事をイメージしながら自在に組んでいくことができるのが利点です。
足場を組んでいる途中で傷みを発見したときには、そこに手が届くように組んでいくことができます。今回も足場を組んでいる途中で何箇所か傷みが気になるところを発見しましたので、急遽そこに届くように足場を組み増すことができました。目の前に見下ろす神戸港から気持ちの良い風が吹いてきます。遠く関空を見晴らすことができ感激しました。
最後にシートを貼って足場の仮説作業が完了しました。
明日は高圧洗浄の予定です。