西宮市上葭原町で、オフホワイトとクレイトーンのツートンカラーのお洒落なお家の塗装です。
【朝一番は現場近隣の清掃から】
朝一番は近隣の清掃から始めます。お掃除をする事で心を整え、今日一日の安全と仕事への感謝をします。
【初日の仕事は足場組みです。】(注意!大きな音が出ます!)
今回の足場は、単管ブラケット足場といいます。ペイントコバックでは他にくさび式ビケ足場も使っていますが、この単管ブラケット足場は狭小地に適しています。
しかも塗装をする職人の手で足場を組みますので、実際に塗装をするときのことをイメージしながら組むことができます。
手の届きにくいところは仕事がやりやすいように自在に足場を組めますので、後の塗装がやりやすくなります。
【シートを張って足場仮設完了です】
足場を組み終わったら、全体にシートを張ります。
ペンキがご近所に飛び散ってご迷惑をおかけしないように配慮します。メッシュシートといって、風は抜けるようになっています。
以前は白色のものが多かったのですが、最近は黒色のメッシュシートがよく使われます。
黒色のメッシュシートは外からは見えにくい割に、中からの視界は見えやすいことから、よく使われるようになってきました。
【最後に近隣の清掃をして本日の作業完了です。】
お疲れさまでした。
明日は高圧洗浄の予定です。
【2日目は高圧洗浄です】
現場近隣の清掃から一日がスタートします。
(カーシートで養生)
洗浄機は消音型のものを使います。
ご近所の車に水しぶきがかからないように、カーシートをかけます。
【高圧洗浄開始です】(注意!大きな音が出ます。)
洗浄機の先端から噴射する洗浄水がクルクル渦を巻いているのをトルネード洗浄といいます。
通常のノズルのものより強力な洗浄力を発揮します。汚れは勿論、コケや藻、チョーキングも綺麗に落とすことができます。
【シーリングの打ち替え】作業
(痛んだシーリングを撤去)
痛んだ古いシーリングをカッターで切り落として撤去します。
(ボンドブレーカー張り)
奥の面にシーリングが付くと、伸び縮みを妨げて切れてしまいます。自由に伸び縮みできるよう、奥にボンドブレーカーというテープを貼って、左右の2面だけにシーリングがくっつくようにします。
(シールプライマー塗布)
シールプライマーを塗って、新しいシーリング剤のくっ付きを良くします。
(新しいシーシング打ち)
新しいシーリング剤を充填していきます。
(ヘラでならす)
打ったシーリング剤をヘラでならしていきます。
(テープをはがして完了です)
マスキングテープをはがして作業終了です。
【シーリング(コーキング)剤の豆知識】
「変性シリコン ノンブリード型」
今回の、目地の打ち替えに使うシーリング剤(コーキングともいいます)には、「変性シリコン ノンブリード型」というものを使用します。
一般的なシーリング(コーキング)剤の上から塗装をするとすぐにめくれてしまいます。変性タイプのシーリング剤のみ上から塗装をすることができます。
また、シーリングの上から塗装をしてしばらくすると、シーリング剤の成分で塗装面に黒いシミが出てきます。(ブリード現象)といいます。
ブレードをおこさないシーリング剤のことを「ノンブリード型」といいます。
塗装をするときのシーリング剤には必ず「変性タイプ」の「ノンブリード型」を使う必要があります。
【外壁塗装下塗り】
長年の痛んだ外壁を修復する目的で、下地調整材(シーラーといいます)を塗ります。
ファンデーションと同じような働きをします。シーラーとは、物とものをくっつける(シールする)というところからこう呼ばれています。
シーラーには、透明なものと、白色のものがありますが、あんしん塗装店では、わかりやすいように白色のものを使うようにしています。
屋根も外壁も一旦真っ白になってしまいます。
【外壁塗装上塗り】
上塗りは同じ材料を2回塗り重ねます。
上塗りの1回目のことを中塗りともいいます。
【上下をツートンカラーで塗り分けます】
上はオフホワイト、下はクレイトーンです。
ヒートアイランド対策【屋根の遮熱塗装】
【屋根の下塗り】
下塗りには白色のシーラーを塗ります。
【屋根の上塗り】
屋根にはヒートアイランド対策の”スーパー遮熱サーモSi”を塗装します。
真夏の屋根の上は地下足袋を履いていても熱いほどで、目玉焼きができそうなほど熱くなります。
遮熱塗料を塗っていると、塗っているはしから足下が冷えていくのを実感できます。
裸足でも歩けるようになって、遮熱塗装のパワーを実感できます。
外部メッシュシートを外すと全体の仕上がりが見えてきました。シートにおおわれている間は全体の感じかつかめませんので、いつも少しドキドキしながら塗っています。
下がクレイトーン、上がオフホワイトです。メリハリのあるツートンカラーがとっても素敵です。
ホッとしました。。。
日本の色の呼びかたでいうと、オフホワイトを(生成り色)、クレイトーンを(弁柄色)といいます。
いずれも昔ながらの建物に使われてきた美しい伝統色です。
【完成】