夢を追いかけ、何かを起こす時は、まず思い込まなければなりません。「これが理想的であることはわかってはいるけれど現実には、こんな事は不可能だ」と自分に言い続けていたら何も起こせはしないでしょう。しかし、強烈な夢や願望を描き、心からその夢への実現を信じることが、困難な状況を打開し、物事を成就させるのです。一般的には「自分の夢に酔ってはいけない」とよく言われますが、夢に酔うと無謀で向こう見ずになるかもしれないと、危ぶんでいるのでしょう。しかし、困難にぶつかっても、あきらめずに、それを成功させるには夢や、また強い情熱が絶対に必要だと確信しています。夢に酔っていればこそ、それを実現させる情熱や行動力が湧いてくるのです。夢を叶えるには試練は必須です。試練を乗り越え夢を叶えるか、試練から逃げ平凡な受動的な人生を送るか、選択は二つに一つです。「名プレーヤー、名コーチにあらず」夢を叶えるのは自分だけの問題ではなく、身の回りの両親含めた多くの人達にも影響があり、多くの人達を救うことにもなります。つまり世間体や批判されるのを怖れていては幸せにはなれません。夢を叶えるには勇気と覚悟が必要です。それを発揮した時に、はじめて自分の人生の目的を果たす事になるのです。世の中の大勢が、夢は実現したい、でも努力や犠牲は払いたくない、本当は夢などないのでしょう。夢は時として何かを失う覚悟が必要です。さらに言えば人生全体を夢に捧げるくらいの覚悟が必要です。大袈裟かもしれませんが夢を叶えるとはそういうことです。夢を手に入れることは大きなことです。夢を叶えたり仕事での夢である起業や人の上に立つという夢も、それだけ多くの覚悟を背負うことになるのだと思うのです。
畑古秀明