今日を懸命に生きれば、結果として、かなりの正確さで明日が見えてきます。そして将来どのように変化していくかを推測できるようになってきます。一日一日を懸命に生きれば、自分に打ち克ち、未来が開かれてくると信じています。正確に将来を見通すという事は、今日を努力して生きる事の延長線上にしかないのです。自分自身に打ち克つには、たいへんな強さを必要とするのです。人間の能力を考える時、その人の意志の強さも考慮に入れるべきです。実際、自分自身と闘うことすら止め、安易な道を選ぶような人の能力は劣っていき当たり前です。人生という長い旅路で成功する為の能力とは、いわゆる「知能」だけではなく、その人の「意志の強さ」が必要なのです。意志が弱い人は、自覚なく自分は上手くいかないという思い込みがあり、その思い込み通りの行動を見事に実行し一人悩みます。何が原因で上手くいかないと思い込むのか。それは潜在意識の中に蓄積されているマイナス思考でしかありません。生まれてからの様々な経験や教育しつけを通じて、自分の潜在意識の中に蓄積された弱いイメージです。意志が弱い人が意志を強くしようと思えば、思い込みでもいいので、自分の潜在意識の中にプラスのイメージを蓄積させることが必要不可欠なのです。本当にやりたいことや、なりたい自分をしっかりイメージし、一度きりの人生を楽しくて充実したものにしていかなければならないと思うのです。意識や言葉でいくら抵抗しても、イメージには勝てないのです。「努力すれば報われる」という言葉がありますが、マイナスイメージを描いたまま努力しても、それは失敗のイメージを見事に定着させるだけで、ますます事態は悪い方向へ向かってしまうだけなのです。