いくら大きいビジョンでも単なる夢にとどまってしまいます。意味のある努力と意識し続ける事なしに価値ある目標が達成する事はありません。その上で一歩ずつ一歩ずつ歩むことが夢の実現に至る唯一の確実な方法です。その為には、まず具体的な強烈な願望を抱いていなければなりません。頭の中でのイメージトレーニングが必要です。心理学の世界では、潜在意識は顕在意識より、はるかに大きな容量を持つと言われています。また睡眠によって意識下を調べる心理学実験では、本人が気付いていないようなことを話し出すということも珍しくはありません。考え事をしながら平気で包丁や火を使い料理をする、それは潜在意識が働いているからです。しかし、このようになるまでは何年も学び、そうしなければいけない理由と意識があり、顕在意識を働かせ続ける必要があったのでしょう。つまり潜在意識を機能させるためには意識下にまで浸透するだけの思いと意識が必要だったということになります。軽く受け流している状態では、それは決して潜在意識には浸透していかないのです。未来の成功を手に入れようとするならば、燃えるような具体的な願望を持ち続け、その具体的な願望は潜在意識にまで浸透し、特に意識をしなくても、願望成就への道へ自然と身体が動く状態にしなくてはなりません。「思考は現実化する」これはナポレオン・ヒルの成功哲学です。心の中にそのシーンをはっきりとした形でイメージし意識することで、現実化を加速させて物事を動かします。 願いの実現を確信することと自分を信じること、信じることしか現実化しないということなのです。つきつめていくと意識には、信じているか信じていないかの2種類しかなく、思考が現実化しないのは、努力が足りず望む現実を本当に信じていないからなのです。