勉強でもスポーツでも日常でも、少し努力をしてうまくいかないと、そこであきらめてしまう人がいます。それでは何も得られません。粘って粘って、もうこれ以上は頑張れないというところまで努力したことありますか。うまくいかない人ほど、いい加減なところで諦め、後で必ずこう言います、「あの時にもう少し頑張っていればよかった」と。そう「あの時」を後悔します。成功する人としない人の差はここではないでしょうか。努力してもうまくいかないこともあります。そんな時でも、これ以上はやれないというくらい本当に努力したのであれば諦めることもできるでしょう。しかし、それが言い訳ばかりの中途半端に取り組んだ結果であれば「もっと頑張ればよかった」と後で必ず後悔し落ち込むのです。そんな後悔だらけの人生ほどつまらないものはありません。限られた自分の力を、これだと未来に努力することが大事であり、小さな弱い生物でも、その力をひとつの目的に努力することによって、何かを成し遂げることができています。つまり私たち人間はどんな不利な条件であっても全身全霊で努力する。これらの努力と思考が、私たち人間がこの世の中に生まれてきた大前提ではないでしょうか。仮に思うようにいかなくても、諦めずに努力を続けている限り、それは成功への過程の一部です。目標をもって努力している時だからこそ、困難があって当然です。しかし、それは未来の成功への過程にある課題や試練とも考えらます。自分が諦めた時に失敗という結果になるだけであり、全てを諦めずに努力する限り、人生の失敗はないともいえるのではないでしょうか。仮に間違いを犯しても、それが、深刻なものであったとしても、失敗というものは転ぶことではなく、そのまましゃがみこんだままでいることだと思うのです。