ベターやベストというのは、比較するものがある時に使う言葉です。ベターはあるものより良い。ベストはあるグループや中での一番良いという意味です。新しい領域や未来へと乗り出す時に、真っ暗闇の中、羅針盤も持たずに海原へ向かい、ベターやベストを尽くしたところで結果は見えています。我々は「パーフェクト」を目指さなくてはなりません。パーフェクトを目指すという事は自らの内なる理想や夢に対するあくなき追求を意味します。自分自身の中に羅針盤を求めて、方向を定め、ベターやベストでなくパーフェクトに進んでゆかなければならないのです。つまり目的に向かって進んでいく人、挫折を重ねていく人、だらだらと問題を後回しその日を終えてしまう人、一番の大きな差は、この思考と願望の強さなのです。ベストという言葉は、その中ではもっともいいという意味であり相対的な価値観です。これに比べパーフェクトは他との比較ではなく絶対的なものです。よくあの人も頑張っているから私も頑張ろうという人がいます。そんな狭い範囲で判断するのではなく、他の人がどうでなく自分がなりたいものに向けて頑張る、という気持ちが大切だと思います。そう考えると今自分がおかれている日常や環境などは関係なく、ベストではなくパーフェクト主義で日々の生き方を後悔なくこなしていければ未来の成果は必ず違ってくるのだと信じてます。ベストは響きだけはいいですが癖者です。ある人がベストという仕事をしても、別の人がすればもっといいモノが出来ることがあるからです。それくらい曖昧な言葉です。それに対して、パーフェクトは誰が見てもパーフェクトです。厳しいようですがそれくらいの負荷をかけながら生きてちょうどいいのだと思います。
畑古秀明