「私の人生とはどのようなものなのか」「私は人生をいかに生きるべきなのか」「私は人生をどう生きたいのか」という事を自分自身に問い、心をまず高めることに努めます。そして、たった一回しかない人生を、どのような素晴らしい生き方にするのかを真剣に考え、そして次第に行動にうつします。志や夢で判断し行動にうつさなければ、いつまでも叶わぬ夢で、その人の人生は終わります。それは「一隅を照らす」ということでもあるのです。たとえどんな小さなことでも、人のために全身全霊で立ち向かい、そして後悔せぬよう出し尽くし、自分が生きている価値を、この地球上に足跡として残す、というくらいの高い志をもって心を高めることで自らの人生や、人生の豊かさを自分のものとして、本当の意味での幸せが待っているのだと信じています。本当の意味での幸せを掴むためには、今この瞬間を生きなければなりません。現在まで過去の延長として生きてきた人が大半です。つまり過去の自分のできない価値観だけで生きてきたのです。「こんな経験をしたから多分、未来も同じくこうなるだろう」と予測を立てながら生きてきたのです。過去の経験は私たちが生きていく上で貴重なデータとして脳に保存され、この過去の自分が作った価値観は、幸せになれない自分を作り出していることに気づかないのです。しかし、これからは後悔せぬよう全身全霊で志と夢を出し尽くし、想い描く未来の生活を、今この瞬間に心で想い描きながら生きるのです。想い描いた心の世界こそ、本当の幸せということになるのです。人間にとって幸せとは自分自身の夢に向かって、私たちがどれだけ挑戦したか、そして努力したかであり、幸福を手に入れるのではなく、幸せを感じることのできる純粋な心を持てるかどうかではないでしょうか。
畑古秀明