【クールペイント塗ります!】

【クールペイント塗ります!】

3年前の事です。 ペイントメーカー様がやって来て、どんなものでも、塗るだけで冷やせるクールペイントを作ったので、使って欲しいと塗料の見本を置いていかれました。紫外線もカットするので、人にも優しいというのです。

まさか、ペンキを塗るだけで家が冷えれば、へそも茶を沸かすわな、と倉庫の片隅に置いたままで、しばらく忘れておりました。

その年は、夏の猛暑が半端でなく、最高気温の記録を更新するほどで、お年寄りが脱水症状を起こして救急車で病院に運ばれたというニュースが流れました。実は、故郷に91歳になる私の父がいて、以前におこした脳出血で記憶障害が残り家に閉じこもりがちで、大のエアコン嫌いのためちょっと心配になっていました。

又、私には3歳と5歳のかわいい女の子の孫がいますが、地球温暖化が原因で紫外線が増えて、子供たちへの悪影響も取り沙汰されています。子供は細胞分裂も大人に比べ盛んなため、紫外線でDNAに傷をつけることがわかったのです。(子どものための紫外線協会) 日本の反対側にあるオーストラリアでは、子供たちが紫外線を避けるためにサングラスをかけ、海水浴は長袖のスーツを着て、首まで覆う帽子をかぶっているそうです。動物愛護協会では、コアラやカンガルーの鼻の頭の皮膚ガンが問題になっているそうです。

他人事ではありません、これは何とかせなあかんなと思ってあれこれ考えている時、ふっと倉庫に置いてある、あのペンキのことが頭をよぎりました。

半信半疑ながら、だまされたと思って屋根に塗ってみたんです。すると、なんと・・・地下足袋はいても熱かった屋根が、裸足でも全然熱くなくなったんです。
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「これは何やっ!」それから何人かのお客様に頼み込んで、試しに屋根や外壁に塗らせてもらうと、皆、口をそろえて、家が暑くなくなったと言われます。身体中に電流が走りました。

「これからうちはこれで行こう。」

早速ペイントメーカー様と施工の検討を始めました。しかし、ここで大きな問題に突き当たったのです。ペンキは出来ているのですが、施工方法が確立されていませんでした。職人の塗り方いかんで、冷す効果に大きな差が出てしまうのです。

それからはメーカー様に日参して、施工方法の確立に明け暮れました。冷す性能を上げるためには一定の厚みが要求されるんですが、厚くしすぎるとひび割れてしまいます。一度に厚塗りせずに、ベテラン職人の技術で薄く何層にも塗り重ねる方法で試行錯誤が繰り返されました。そしてついに、これなら納得できるという 塗装技術が完成しました。更には、塗装本来の目的である、美しさ、防水能力、長期に渡る耐久性などを兼ね備えたものが、メーカー様とのコラボで出来上がったのです。
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このクールペイントさえあれば、お年寄りでもヒートアイランドを乗り切れる、子どもたちも紫外線から守れるぞ。よしっ、これからは、ペンキ塗りで地球温暖化にSTOPをかけるんだ。私はこの時大きな使命を感じました。そして全国の仲間に呼びかけて、クールペイントの普及を目指す事を決意したのです。

これであとはお客様に使ってもらうだけや。しかし、どうやって伝えたらいいのだろう。お客様にお伝えする手立てをあれこれ考えました。でもなかなかこれと言って名案が出て来ません。

よしっ、これは実際に触ってもらうのが一番や。そう決めた私は、模型の家にクールペイントを塗って実験器を作ることにしました。そしてついに完成させて、お店に訪ねてくるお客様に、片っ端から体感してもらいました。
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最初は疑って触っていたお客様が異口同音に、本当に冷たくなってびっくりしたと驚きの感想をもらされます。そしてなんと、ぜひこれを自分の家に塗ってくれと、引っ張りだこになったのです。おかげさまでクールペイントは、順番待ちの行列が出来るほどの人気アイテムになりました。

今、一人でも多くの方に体感していただこうと、セミナーを開いています。ちょっと信じがたい話だと思われるかもしれませんが、よかったら是非見に来てください。体感されるとご納得いただける事うけあいです。
http://www.paint-kobac.com/shimin_kouza_l.html

今、クールペイントご成約で、記念樹1本が植林される“エコペンの森運動”を実施中です。
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